依頼するかどうかを決める前に、何が決まっているのか
依頼を決めるかどうかの前に、見積もりと書面という段階があります。ここで決まったことが、あとから効いてきます。
その段階で何が決まるのかを、公開されている内容の範囲で書きます。
見積もりで決まるのは、金額だけではない
見積もりの段階では、何時間、何人で、どの範囲を調べるのかが同時に決まります。金額はその結果として出てきます。前提が動けば、金額も動きます。
そのため、事務所ごとの金額をそのまま並べても比べたことになりません。時間で決まる事務所、日数で決まる事務所、調査の種類で決まる事務所があり、そもそも前提が揃っていないためです。
諸経費が別かどうかは、事務所によって違う
交通費や機材費といった費用が、提示された額に含まれるかどうかは統一されていません。含まれると書く事務所、条件つきで別途になる事務所、別途かかると書く事務所があります。
「含まれる」と「別途」を並べて額だけを見比べると、安いほうと高いほうが入れ替わることがあります。
途中でやめるときの条件は、公開されていないことが多い
調査に着手したあとに解約した場合どうなるか、契約した時間が余った場合その分は戻るか。この2点を公式サイトに書いている事務所は少数です。
書いている事務所でも、扱いが変わることまでは示しつつ、いくら負担するのかという金額や割合までは書かれていないことがあります。
公式サイトに書かれていないことと、規定がないことは別
探偵業では、契約を結ぶ前に重要事項を書面で説明すること、契約の際に書面を交付することが事業者に求められています(警察庁「探偵業について」 2026年8月25日確認)。解約や返金の扱いは、通常その書面の中で定められます。
つまり、公式サイトに載っていないのは載せていないというだけで、定めがないという意味ではありません。ただし、契約前に自分で比べられるかどうかは変わります。公開されていれば相談する前に見比べられ、公開されていなければ書面を受け取るまで分かりません。
よくある思い込み
- 見積もりを取ったら断れない、という思い込み。見積もりと契約は別の段階です。
- 安いほうが総額も安い、という思い込み。諸経費が別か込みかで逆転することがあります。
- いったん頼んだら最後まで払う、という思い込み。途中でやめた場合の扱いを書いている事務所もあります。書面で確認できる項目です。
書面を受け取ったら見る場所
- 提示された額が、何時間・何人を前提にしているか
- 諸経費がその額に含まれるか、別途か
- 途中でやめた場合、支払い済みの分がどうなるか
- 契約した時間が余った場合、その分は戻るか
この内容は 時点で確認したものです。